セレッソ大阪 vs 横浜Fマリノス 【20180101 天皇杯決勝】 

天皇杯決勝。結果は2-1でセレッソ大阪の二冠。

海外サッカーと比較すると日本サッカーはまだまだ追いつかないと痛感した試合。セレッソの良さとあわせて考えてみたい。

・海外サッカー(主にプレミア、ブンデス)と日本サッカーの比較

①ボールを奪った後のつなぎ

スピード、正確性がなく、簡単にボールロストをするシーンがあまりに目立つ。低い位置でつなぐことはリスクになるし、クリアーが最良の選択肢になるケースもあるが、簡単に失うシーンが多くて残念な気持ちになる。リスクをとってでもつないでいくようにしないと、観客が自発的に拍手を送るような魅力的なサッカー、ひいては日本サッカーの発展はないのではないか。得点シーンにカウンターがないのもうなずける。

 

②ボールロスト後の対応

特にセレッソのFW陣(清武と柿谷が特に)に感じることだが、フリックパスやドリブルをしかけて奪われた後が淡泊。一応追っかけはしますが、、、というようなフリーランニングにみえる時がある。彼らのテクニックは相当なものだが、結局試合を決める活躍をしたのは山村であり、水沼というおとりやポストプレーをフリーランを率先してやるタイプである。

 

セレッソの良さ

③バランス

②のFW陣のようなテクニックに優れているタイプ、ソーザ・山口のような中盤で汗をかくタイプ、水沼のような運動量が豊富でシュートが打てるタイプ、山村というオールラウンダー、試合には出ていなかった今季大ブレークした杉本。この前線のバランスの良さがセレッソを2冠にもたらしたという印象を受けた試合だった。同時に日本サッカー発展の課題を見えた試合でもあった。

 

今年はW杯イヤー。あの試合を見た後では海外組に頼らざるを得なくなるのは、致し方ないという結論に至った。ハリルから絶対的な信頼を得ている山口蛍も、普通のパフォーマンスであり、意外性や驚きはいっさいない。チーム内の決め事もあるのだろうが、攻撃に参加できないボランチに魅力を感じない。リスクになるかもしれないが、中村憲剛を使ってほしい。守備にそなえるためと言って、守備専門のボランチを置くという弱気な策をとらないでほしい。

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