17/18 プレミアリーグ アーセナルvsチェルシー
期待通り白熱のノーズロンドンダービー。結果は2-2。
60分以降に4点が入る最後まで目が離せないエキサイティングな展開。
アーセナルの攻撃シーンから考えてみたい。
基本的にはエジル、サンチェスが中心となり、ラカゼット、+αという選手で構成されている。
特にエジル、サンチェスはお互いが大好きなようで、パス交換が頻繁に行われる。
テレビで見ていると、パス交換するタイミングが予測できるが、
実際にディフェンスする側からすると取りきれないのであろう。
要因は、エジルの神出鬼没さ。豊富な運動量でどこにでも顔をだす。
両者とも高いテクニックで乱れたボールでも正確にコントロールでき、ドリブルをしても奪われない。
この2人の能力の高さに周りの選手が追い付いていないのが、毎回アーセナルの試合をみて感じる事。
ラカゼットもポストプレーで貢献することはあっても、自身の得点も少ないし、もっと警戒されるためには、ジルーのような決定力や存在感を求めたい。残念ながらジルーはケガで離脱中。
またボランチのジャカはミドルレンジの一発はあるが、スムーズなパス回しや裏への飛び出しをもっともっと伸ばしてほしい。
そういう意味では今節のウィルシャーの得点はアーセナルの今後の躍進に期待を抱かせるのに十分な一撃。
ケガなくシーズンを全うしてアーセナルにチャンピオンズリーグの出場権をもたらしてほしい。
一方チェルシーの攻撃。
今節はモラタとアザールの2トップにし、セスクファブレガス、マルコスアロンソあたりが絡んでくる。
アザールは単独突破ができ、パスも出せる、絶対的な存在。
モラタは今節ブレーキ。決定機を3本は外していた。1本でも決めていれば勝利できた。
それでもポストプレー、突破、高さとモラタが入ることでチェルシーの攻撃力は上がる。
控えには、ペドロ、ウィリアンとコンテ監督好みの小粒だが、スピード、ドリブルに優れる選手がいる。
マルコスアロンソの攻撃センスは秀逸でFKだけでなく、今節はニアで利き足とは逆の右足で合わせる得点もあげている。
今節終了時点では総得点はチェルシー41、アーセナル40と差はないが、失点は12もアーセナルが多い。
データからするとディフェンス能力が両チームの結果を左右しており、アーセナルは運も味方につけ引き分けられたという印象をぬぐえない。
それでもアーセナルサポーターの私は、たまにみせてくれる完璧なまでのボールポゼッションから爆発的な得点力に期待をしてしまう。
先日のリバプール戦のような。