日本代表 vs ガーナ

結果は0-2。

監督が代わっても、選手の実力が変わるわけではないというのを改めて理解した内容。個人的な注目ポイントを3つ。

1、監督の采配

交代枠が6名までOKのためハーフタイムで3人、後半10分までで2人交代していた。45分間のプレーで結果を出すのはかなり難しいと思うが、「こいつは」という選手は、使い続けるべきだと思う。コロンビア戦に照準を合わせると言えばきれいだが、結局何も定まっていない印象。

最後までピッチに立っていたのは、大島、槙野、吉田、川島、長友の5人。この5人を軸にそえたいのかもしれないが、大島はJと同じ感覚でプレーしていてパスカットされるシーンもあり、攻撃面での怖さはなし。槙野は不用意なファール、川島は川島の2失点とも言えるパフォーマンス。吉田、長友は次第点。3週間しかない状態で赤信号点滅。即効薬はないと思うが、監督が腹をくくって選手と心中するつもりでやらないと、歴史上最悪のWCになりかねない。

 

2、海外組という名の誘惑

1とも関連するのだが、海外のチームでやっているフォーメーションをそのまま当てはめるのはどうなのだろうか。例えば、長谷部のセンターバック。フランクフルトでは確かに機能しているし、結果も出している。その要因は日常の練習から意思統一がなされ、チームとして方向付けがなされているからだと思う。新たな監督のもと、急造チームでできるのかという疑問が生じる。原口のウィングバックも然りで、彼は高い位置で勝負させたほうが期待感が上がる。

 

3、一つの光

唯一柴崎岳のプレーに希望を見出したい。僕もボランチでプレーしているが、前を向くことや縦パスのリスクを避け、横パスやパックパスを選択することが多くなる。山口や大島がだいたいそんな感じで面白くもなければ、相手からすれば怖くもない。

柴崎は判断力と視野、コントロールが優れているので、後ろや横からパスを受けた段階で縦に意思のあるパスを出している。武藤への左足のパスしかり、武藤の左足シュートにつながった縦パスも。リスクを取って意思のある縦パスを出せないと、ボランチとして怖さはない。(自分にも言い聞かせている)

 

本日16時~代表メンバーが発表される。中島のサプライズ選出を期待する。